「カクヨム」は小説投稿サイトと有名ですが、有名なサイトには「小説家になろう」などがあり、違いがよく分からない人もいるのではないでしょうか。
カクヨム独特の特徴などについて、次の5つの項目を紹介していきます。
- 公式連載
- 公式二次創作
- 自主企画
- 特集
- 文学はキミの友達。 カクヨム甲子園
「小説家になろう」については以下の記事にまとめています。
カクヨムの特徴
概要
まずは、概要ということで投稿作品数や書籍化数などを見ていきましょう。
- 運営開始:2016年
- 運営会社:株式会社KADOKAWA
- 作品掲載数:414,562(2023年11月16日時点)
- 書籍化作品:1,000以上
- アニメ化作品:12以上
例えば、アニメ化された作品として「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」があります。
比較的、最近できた小説投稿サイトであるにも関わらず、作品掲載数など多く、書籍化作品も1000以上と驚異的な数字となっています。大変利用者の多いサイトです。
データからも分かるように、本当に多くの人が利用していますね。
4.1億PVとか「いやまじで多いな・・・」って感じです。
コンテストについては、毎年10~12回開催されています。
毎月コンスタントに開催されているので受賞するチャンスが沢山ありますね。
概要はここまでにします。
以上のデータからも「カクヨム」はかなり人気のサイトであることが分かったのではないでしょうか。
続いて、カクヨムの独特な特徴について解説していきます。
公式連載
公式連載とは、カクヨムに登録されている、各レーベルが選出した作品の連載のことです。
人気作家の商業作品などを読むことができます。
レーベルとは、ブランドのことです。
2023年11月27日時点で、33のレーベルが登録されており、例えば、「電撃文庫」や「MFブックス」があります。
各レーベルが選出した作品のため、作品のおもしろさには、太鼓判が押されているようなものですが、評価などを見ると、公式連載を利用している人が少ない印象です。
是非、見てみることをオススメします。
公式二次創作
二次創作とは、例えば、「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~」という作品をアレンジして、独自の作品に作り変えたりすることを言います。
その作品がどんなに好きで、熱烈なファンであったとしても、本来、著作者に許諾を得ずに二次創作を行うことは著作権法違反に当たります。
しかし、カクヨムの公式二次創作には、二次創作が認められている作品が登録されており、その作品の二次創作を行うことができます。
例えば、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「オーバーロード」など43作品が登録されています。
自主企画
自主企画とは、一般の利用ユーザーが主体で開催するものです。
主催者がお題を決め、参加者が作品を投稿します。
おもしろい企画があったので紹介します。
出典:カクヨム/自主企画/架空言語・人工言語が出てくるファンタジー・SF小説
これは、架空言語や人工言語が出てくる作品を指定しています。
通常の検索機能では、これらの作品を探すのは難しいです。
しかし、このように探している作品を指定することで、求めている作品に出合うことができます。またユーザー間にコミュニケーションが発生することで、サイトが活発的に利用されることになります。
自主企画は、かなり利用者が多く、2023年11月27日時点で開催中の企画は326件もありました。
カクヨムユーザーがかなり活動的なことが分かります。
特集
特集ページでは、作品の紹介が行われます。
カクヨム公式レビュワーという、小説に精通した人が作品を紹介したり、カクヨムのスタッフが作品に対するレビューを紹介します。
特集は月間5本以上組まれることもあるため、力を入れていることがわかります。
また、カクヨムのスタッフがレビューに目を通していることからも、幅広く作品を見て頂けていることがわかります。
カクヨムのスタッフがレビューに目を通していることを想像するだけでも、「めっちゃ大変やん」と感思いますが、作者にとっては大変嬉しいことですよね。
是非、見てみましょう。
文学はキミの友達。 カクヨム甲子園
カクヨム甲子園は、高校生限定の毎年夏に開催されるコンテストです。
ロングストーリー部門(6000字以上、20000字以下)、ショートストーリー部門(400字以上、4000字以下)があります。
賞金なども用意されています。
- 大賞(各部門1名):賞状・盾+図書カード5万円分+Amazonギフトカード2万円分
- 奨励賞(各部門5名程度):賞状・盾+図書カード1万円分+Amazonギフトカード1万円分
- 特別賞
・読売新聞社賞(各部門1名)賞状・盾+読売中高生新聞1年分+図書カード1万円分
・AKRacing賞(各部門1名)賞状・盾+AKRacing Overture ゲーミングチェア1台
注目できる点としては、受賞者数です。2部門合計で16名が受賞することができます。
出来るだけ多くの作品を受賞させてあげたいという想いがあるのかもしれません。
第1回文学はキミの友達。 カクヨム甲子園(2017年)の応募作品数は、1089作品でした。
2023年度は、2002作品とほぼ2倍の応募数となっており、その人気ぶりが窺えます。
このように、若者たちが活躍できる場を提供していることは、大変素晴らしいと思います。
是非、高校生の方はカクヨム甲子園にチャレンジしてみてください。
さいごに
以上で、カクヨムの特徴の紹介は終わりです。
今回紹介した特徴は、特にカクヨム独特の特徴だと思い紹介しました。
是非一度利用してみてください。小説好きが増えると嬉しいです!
ありがとうございました~。
ちなみに、転生ものは「なろう系」の代名詞のようなものでしたが、最近はカクヨムの方が転生ものを見かけるような気がしています。どうなんだろう?
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