「なろう系」の特徴と「小説家になろう」について徹底解説!2000年代のラノベとの違いとは?

小説投稿サイト

「小説家になろう」と言えば、2004年から運営されている、かなり老舗なサイトになります。
老舗なんですけどバナーが特徴的でモダンですよね~。素敵です。

ターコイズブルーで爽やかなイメージが特徴的で印象的ですね。
私自身、10年ほど前から「小説家になろう」を愛用していますが、昔からこのバナーが使われていると思います。もしかするとこのバナーも「なろう・・・」人気の一助になっているかもしれません。

さて、「なろう」という単語が出てきましたが、よく巷で聞く、「なろう系」とは「小説家になろう」のことなんですね。

今回は、「なろう系」の作品の特徴から、サイトの特徴まで解説していきます。

小説家になろうの作品の特徴とは

結論を言ってしまうと「小説家になろう」の作品の特徴とは「異世界転生or転移、主人公最強、RPGゲーム」の3つです。え?これだけ?と思いましたか?

なぜ、この特徴でなろう系が爆発的な人気が出たのかには、理由があります。それを理解するために、ラノベの時代的特徴や時代背景を見ていきます。
まずは2000年代のラノベアニメの代表作を挙げてみましょう。

2000年~

  • ブギーポップは笑わない(2000年)
  • フルメタル・パニック!(2002年)
  • まぶらほ(2003年)
  • 今日からマ王!(2004年)
  • 灼眼のシャナ(2005年)
  • ひぐらしのなく頃に(2006年)
  • 涼宮ハルヒの憂鬱(2006年)
  • ゼロの使い魔(2006年)
  • レンタルマギカ(2007年)
  • とある魔術の禁書目録(2008年)
  • とらドラ!(2008年)
  • 生徒会の一存(2009年)
  • 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2010年)

どれか1つは聞いたことが作品があるのではないでしょうか?
どれも大人気作品です。

実はこれらの作品には共通点があります。

なんと、主人公又はヒロインが全員学生服を着ています・・・。
そして、女性キャラがかなり目立っています。

今じゃ考えられないですよね。今の主人公はだいたい異世界に行ってますから、だいたい男の主人公が剣とか持ってバシバシ戦ってます。周りの登場人物はだいたい鎧着てます。

はい。時代は変わりました。世は大異世界転生時代です。

2000年代の特徴としては、「青春」、「感動」、「ヒロインが可愛い」、「異能」、「ラブコメ」などが挙げられます。この特徴の中で、特におもしろいのが、ヒロインが可愛いことですね。もし今までこれらの作品を知らなかったという人も、一度作品名をググって見てください。女性キャラが全面に押し出されて出てきます。

これは、当時オタク界隈で流行っていた、「ギャルゲー」、「エロゲー」、「萌え文化」の影響を受けていた可能性があります。今では、「萌え」という言葉も滅多に聞くことはなくなりましたが、2000年代はテレビでもよく「萌え」という言葉を聞いていました。

2005年には、「電車男」という2ちゃんねるに投稿されていたオタクの小説がドラマ化され、社会的なブームになりました。

また、学生キャラが主体の作品が多いですが、当時はテレビドラマも学園ものが大変多かったことも影響していたと考えられます。

この様に、その時々のブームというのは、その時より前の事象からの影響やその時起きている事象の影響を受けていると考えられます。

それにしても、2000年代のアニメは学生服を着ていることが本当に多かったです。

しかし、先ほど紹介した作品の中にも、実は異世界転移ものがあります。
「今日からマ王!」や「ゼロの使い魔」は主人公が異世界に転移している、異世界転移ものです。
やっぱり転移系って昔から日本人は大好きなんですよね。

ちなみに、2006年には「ブレイブ・ストーリー」という小説が映画化されており、この作品も主人公が異世界に旅立っています。私も子供の時に映画館に見に行きましたが、「異世界ってなに!?おもしれー!」って思いました。(笑)
漫画もあったので、全巻読破したのは懐かしい思い出です。

Prime Video【映画】ブレイブストーリー

今思えば、異世界ものがブームになる種は、2000年代から蒔かれていたのかもしれませんね。

実は、2000年代のラノベアニメの特徴は2013年ないしは2014年まではまだ色濃く残っています。
これは先ほど述べたように、その時より前の事象からの影響(2000年代の影響)です。
しかし、徐々に新しい要素が加わった作品が増えていきます。
それらの作品をチェックしていきましょう。

2010年~

2000年代のアニメの特徴を引き継いでいる作品

  • バカとテストと召喚獣 (2010年)
  • デュラララ!!(2010年)
  • 僕は友達が少ない(2010年)
  • IS 〈インフィニット・ストラトス〉(2011年)
  • ハイスクールD×D(2012年)
  • 氷菓(2012年)
  • 這いよれ! ニャル子さん(2012年)
  • さくら荘のペットな彼女(2012年)
  • 中二病でも恋がしたい!(2012年)
  • デート・ア・ライブ(2013年)
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(2013年)
  • 俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している(2013年)
  • ゴールデンタイム(2013年)
  • 魔法科高校の劣等生(2014年/小説家になろう!)
  • 精霊使いの剣舞(2014年)

上記の作品は、基本的に2000年代の要素を継承しています。しかし、違う点で言えば、その要素が強化されている作品が増えている点です。特に強化されている要素が「ラブコメ」です。

「ラブコメ」要素が強化されて、「ハーレム」要素にクラスチェンジしています。
IS 〈インフィニット・ストラトス〉、ハイスクールD×D、デート・ア・ライブ、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。、精霊使いの剣舞なんかは「ハーレム」要素が強いアニメです。
2010年以降、ラノベアニメ以外も「ハーレム」要素が強いアニメが増えています。

またもう一点、「ハーレム」要素が加わったことで変化が起こりました。
その変化とは男主人公の存在感が増し、ヒロインの存在感(女性キャラの存在感)が相対的に弱くなったことでした。

2010年以降は男性キャラの存在感が徐々に増していきます。

「ハーレム」要素に加え、さらに男性キャラの存在感を強めた要素が登場します。
「主人公最強」要素です。

上記にある、「魔法科高校の劣等生」は「小説家になろう」出身のアニメですが、主人公最強系アニメです。主人公最強というのも、今まであった「基本的に主人公は強くなる」という要素を強化していると捉えることができます。2010年以降から主人公最強系のアニメが増えていきます。アニメに主人公最強要素が加わったことで、今ではすっかり女性キャラの存在感は希薄になり、男主人公が「俺TUEEE」してる作品が多いですよね。

魔法科高校の劣等生は2014年に小説家になろうからアニメ化した2番目の作品なのですが、これ以降小説家になろう出身のアニメは異世界系にシフトします。魔法科高校の劣等生は2000年代の要素も継承しており、新しい要素も加わった、なろう作品であり、時代の転換点だったのではないかと感じます。

実際、2011年頃まで小説家になろうの累計ランキング1位は「魔法科高校の劣等生」でしたが、その後「理想のヒモ生活」、「異世界迷宮で奴隷ハーレムを」、「無職転生~異世界行ったら本気だす~」と累計ランキング1位が変化しており、いずれも異世界ものになっています。
特に、無色転生の1位は長かったですよね。

このように、徐々に要素が追加されてきたアニメですが、実は2009年に「異世界」、「主人公最強」、「ハーレム」の3点セット、ほぼなろう系やろ!っていうアニメ(ラノベ原作ではない)が存在します。

「異世界の聖機師物語」です。
普通におもしろいのでおすすめですよこの作品。というかかなりおもしろいです。

Prime Video【アニメ】異世界の聖機師物語

冒頭に、なろう系の特徴は、「異世界」、「主人公最強」、「RPGゲーム」の3つだと述べました。これまでに紹介した作品には、ここでいう「RPGゲーム」の要素は入っていません。2000年代のアニメの特徴を引き継いでいる作品を紹介しました。次は「ゲーム」要素が追加された作品や背景、異世界ものブームに寄与した作品等について解説していきます。まずは作品を紹介します。

新しい要素が加わった作品

  • いちばんうしろの大魔王(2010年)
  • 伝説の勇者の伝説(2010年)
  • アクセル・ワールド(2012年)
  • カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜(2012年)
  • はぐれ勇者の鬼畜美学(2012年)
  • ソードアート・オンライン(2012年)
  • まおゆう魔王勇者(2013年)
  • はたらく魔王さま!(2013年)
  • 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。(2013年)
  • ログ・ホライズン(2013年/小説家になろう)
  • ノーゲーム・ノーライフ(2014年)
  • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(2014年)

まず、2010年代以降の新しい特徴として、作品名に「魔王」や「勇者」という単語が含まれる作品が増えます。なぜ増えたかというと、2010年に「いちばんうしろの大魔王」と「伝説の勇者の伝説」がアニメ化されたこと、電撃小説大賞にて、「はたらく魔王さま!」が銀賞を受賞したことが挙げられます。

なぜこれが魔王、勇者作品を増やしたというと、実は「伝説の勇者の伝説」は月間ドラゴンマガジンが主催する第4回龍皇杯(2001年)で1位を獲得していました。それまでに1位を獲得した作品として「まぶらほ」があり(第3回龍皇杯)、まぶらほ大ヒットしたことからも注目を集めたことが間違いないです。

また、はたらく魔王さま!が銀賞を受賞した、第17回電撃小説大賞(2010年)は、過去に受賞した作品が多数大ヒットしていることからも注目を集めたことは間違いないです。例えば、「ブギーポップは笑わない」、「バッカーノ!」、「狼と香辛料」などがあります。

それに加えて、「いちばんうしろの大魔王」がアニメ化したことで「ゲーム」要素を加えた作品が増えることになったと考えられます

しかし、この時点での「ゲーム」要素とは、あくまでも勇者や魔王という単語から想像できるゲームという域であり、「RPGゲーム」という要素ではありません。「いちばんうしろの大魔王」は魔物や魔法という概念はありますが、舞台は現実世界です。

「伝説の勇者の伝説」は魔法という概念はありますが、魔物退治ではなく人間同士の戦争がメインです。

「はたらく魔王さま!」は、異世界現地人が日本に来てあれこれするお話です。異世界に戻ったりもしますが、魔物退治などはありません。

これらの作品は、魔法などの超常的な能力が存在し、異世界という概念もありますが、「ゲームの世界っぽさ」はありません。勇者と魔王という単語はドラゴンクエストの代名詞であるため、ゲームという要素を感じることはできます。

しかし、そこに完全に「RPGゲーム」という要素を有した作品が登場します。
「ソードアート・オンライン」です。

ソードアート・オンラインは、仮想空間に入って楽しむMMORPGのオンラインゲームのタイトルです。その仮想空間から出られなくなることで物語が動き始めます。「異世界転生又は転移して日本に帰られなくなる」ことと「仮想空間から出られなくなる」こと、似ていますよね。また、RPGということでステータスという概念があり、魔物が敵です。ソードアート・オンラインはこれまでのアニメにはなかったジャンルで大変人気となりました。

ソードアート・オンラインが「RPGゲーム」要素を広めたことは間違いありませんが、実はソードアート・オンラインよりも前に、仮想世界で戦うゲームが登場する作品があります。
「アクセル・ワールド」です。

ソードアート・オンラインとアクセルワールドの著者は同一人物で、「川原 礫」氏です。
アクセル・ワールドは第15回電撃小説大賞(2008年)で大賞を受賞しています。
この時、すでに現実世界とゲームをリンクさせるという概念が広まり、これより徐々に同様の作品が増えていきます。

1990年代に電脳という概念は登場していましたが、ソードアート・オンラインは現実世界とゲームを繋げることで日本人に馴染みやすく人気を博しました。

ちなみに1990年に電脳という概念を有した作品として、「攻殻機動隊」があります。
また、映画では「マトリックス」があります。

Prime Video【アニメ】攻殻機動隊

Prime Video【映画】マトリックス

先ほど、「現実世界とゲームを繋げることで日本人に馴染みやすく人気を博しました。」と書きましたが、2008年には日本人に馴染みやすい土台が出来上がっていたと考えらえます。

というのも、2000年代というのはPCのオンラインゲームが爆発的に人気となりました

異世界とRPGゲーム要素が人気となった時代背景

2000年代というのはPCのオンラインゲームが大変人気となりました。

  • ウルティマオンライン(1997年)
  • リネージュ(1998年)
  • ラグナロクオンライン(2002年)
  • エバークエスト(2003年)
  • アスガルド(2003年)
  • 眠らない大陸クロノス(2003年)
  • メイプルストーリー(2003年)
  • Ouroborosシリーズ(2003年~)
  • レッドストーン(2004年~)

オンラインゲームとは、当時大変衝撃的なものだったんですよね。
私も子供の時に、初めてプレイした時は体が震えました。そして「眠らない大陸クロノス」などなど多くゲームをプレイしました。
それまでゲームと言えばオフラインでしたから、誇張ではなく、知らない世界中の人とネットで繋がっているという感覚はそれほどの衝撃でした。
特に人気のジャンルは「MMORPG」でした。
ちなみにOuroboros1シリーズはかなりの良作なので挙げています。

このMMORPGというのは、自分のキャラクターを操作して、ゲームの世界を冒険するわけです。世界中の人と同時にプレイするわけで当然コミュニケーションも発生します。強い武器を手に入れるためにモンスターを狩りまくったり、お金を稼ぐために露店を開いたりします。レアアイテムはなかなか手に入らないため、徹夜で狩りをする人もいます。武器を強化するためにレアアイテムが必要ですが、強化に失敗すると武器が壊れたりします。そうするとまた狩りをします。そういった人達は自然とプレイ時間が莫大なものとなり、MMORPGが人生の一部みたいなものになります。そうやってオンラインゲームにのめり込んだ人たちのことを「廃ゲーマー」、「ネトゲ廃人」なんて呼んだりします。「廃課金」という言葉もこの時生まれたわけです。

ネトゲ廃人までいかなくても、MMORPGをやったことがある人がソードアート・オンラインを見ると感情移入しやすいです。キリトに自分をのせてアニメを見ることができます。このような社会的な背景もあり、ソードアート・オンラインは人気となりました。

ソードアート・オンラインとは、ゲームのタイトルではありますが、異世界と捉えることもできます。
冒頭に、なろう系の特徴は、「異世界」、「主人公最強」、「RPGゲーム」の3つだと述べましたが、ソードアート・オンラインは、この3つの要素を有しています。
2000年代からのアニメの特徴をこれまで解説してきましたが、ソードアート・オンラインは2000年代のアニメの特徴も有し、新しい要素も追加した、言わば「なろう系」前の完成形ではないでしょうか。
なろう系の土台とも言える作品です。

ソードアート・オンラインは小説家になろうに掲載されていた作品ではないですが、多くのなろう作品はソードアート・オンラインの影響を受けていると考えられます。

異世界転生要素誕生

さて、このように「異世界」、「主人公最強」、「RPGゲーム」の3点セットは読者にウケるということが分かり、小説家になろうでも同じ要素を有した作品が増えるわけですが、「異世界」という要素が強化され、なろう系の代名詞とも言うべき要素が誕生します。

「異世界転生」です。

異世界転生ものは大ヒットするのですが、これはソードアート・オンラインの時と同じく、読者が感情移入しやすい要素でした。
「異世界転生してみたいな~」とみんな思って想像するわけです。
日本人にとってゲームは大変身近なもので、だいたいRPGゲームが好きですから、転生に対する感受性が高いと言えます。スライムやゴブリンと言えば文字から姿を想像することができますからね。

そして「俺TUEEE」してる主人公は痛快ですよね。人って圧倒的にずるいほど強い人に憧れがあります。ゲームなんかは「チート」までして強くなりたいと思う人がいます。いや、「チート」が合法であれば、みんな「チート」をするのではないでしょうか?
つまり、みんな「チート」が本当は好きなんですよね、本能みたいなものです。ここが主人公最強が人気となる所以でもあると考えられます。

ちなみに、「俺TUEEE」とはオンラインゲームで誕生した言葉です。MMORPGや対人戦のあるゲームでネトゲ廃人なんかは「俺TUEEE」してたわけです。

「チート」という言葉もPCのネトゲでは昔から普通に使われていました。

「なろう系」がネット好きのドツボに嵌るわけです。

このように、様々な要因があり、なろう系の特徴が生まれました。

小説家になろうのサイトの特徴

まずはサイトの特徴を挙げまず。

  • タイアップコンテストが豊富
  • 企画が豊富
  • SNSに力を入れている
  • 無名の作品を拾い上げてくれる
  • 書籍化しやすい
  • アニメ化しやすい
  • 検索機能が豊富
  • 質問板がある

タイアップコンテストが豊富

小説家になろうではコンテストのことを「タイアップコンテスト」と呼んでいますが、これが大変豊富です。どのくらいタイアップコンテストがあるのか見ていきましょう。
※情報は2023年11月21日時点のものになります。

タイアップコンテストは「結果発表」、「選考中」、「募集中」の3つの区分に分けられています。

結果発表のコンテスト

  • 第1回Anique大賞
    受賞作品特典(3DCGアニメーション化、キャラクターグッズ制作とグローバル販売、Webtoon化)
    賞金(大賞50万円、優秀賞10万円)
  • 第4回HJ小説大賞前期
    受賞作品特典(HJ文庫もしくはHJノベルスにて出版確約)
    賞金(年間最優秀賞(三部門共通)300万円、受賞10万円)
  • 第7回キネティックノベル大賞
    受賞作品特典(キネティックノベル化および書籍化の検討、アニメ化の検討)
    賞金(大賞30万円、優秀賞15万円、佳作5万円)

選考中のコンテスト

  • 第8回キネティックノベル大賞
    受賞作品特典(キネティックノベル化および書籍化の検討、アニメ化の検討)
    賞金(大賞30万円、優秀賞15万円、佳作5万円)
  • 第9回キネティックノベル大賞
    受賞作品特典(キネティックノベル化および書籍化の検討、アニメ化の検討)
    賞金(大賞30万円、優秀賞15万円、佳作5万円)
  • 第5回アース・スターノベル大賞
    アース・スターノベル大賞(賞金200万円、2巻以上の刊行確約、コミカライズ確約)
    アース・スタールナ大賞(賞金200万円、2巻以上の刊行確約、コミカライズ確約)
    アース・スターノベル佳作(賞金30万円、書籍化確約)
    アース・スタールナ佳作(賞金30万円、書籍化確約)
    アース・スターノベル入選(賞金10万円、書籍化確約)
    アース・スタールナ入選(賞金10万円、書籍化確約)
    コミカライズ賞(賞金10万円、コミカライズ確約)
    奨励賞(書籍化確約)
  • 第11回ネット小説大賞(小説部門)
    受賞作品特典(商業作品化)
    賞金(グランプリ100万円、金賞30万円、入賞10万円)
  • 第3回アイリス異世界ファンタジー大賞
    受賞作品特典(書籍化)
    賞金(大賞30万円、金賞10万円、銀賞5万円、審査員特別賞1万円)
  • 第2回ドリコムメディア大賞
    大賞、金賞、銀賞
    受賞作品特典(DREノベルス:複数巻の書籍化、DREコミックス:複数巻の書籍化、DRE PICTURES:PV・ボイスドラマ化)
    賞金(大賞300万円、金賞100万円、銀賞50万円)


    受賞作品特典(DRE STUDIOS:webtoon化、DRE PICTURES:PV・ボイスドラマ化)
    賞金:10万円

募集中のコンテスト

  • 第10回キネティックノベル大賞
    受賞作品特典(キネティックノベル化および書籍化の検討、アニメ化の検討)
    賞金(大賞30万円、優秀賞15万円、佳作5万円)
  • 第4回一二三書房WEB小説大賞
    大賞(賞金50万円、2巻書籍化確約、コミカライズ確約)
    金賞(賞金10万円、書籍化確約、コミカライズ確約)
    銀賞(賞金5万円、書籍化確約)
    ブルーベル賞(賞金5万円、電子書籍化確約)
    コミカライズ賞(賞金10万円、コミカライズ確約)
  • 小学館ファンタジーノベル&コミック原作大賞
    受賞作品特典(書籍化確約、コミカライズ確約(ガガガ賞・奨励賞のみコミカライズ検討))
    賞金(大賞30万円、SEED COMICS賞5万円、マンガワン賞5万円、ガガガ賞5万円、奨励賞1万円)
  • 第3回コミックスピア コミカライズ原作大賞
    大賞、準大賞
    受賞作品特典(コミカライズ確約)
    賞金(大賞50万円、準大賞10万円)

    特別賞
    受賞作品特典(原作小説の電子書籍化)
  • 第9回オーバーラップWEB小説大賞
    受賞作品特典(書籍化確約、大賞・金賞のみコミカライズ確約)
    賞金(大賞200万円、金賞50万円、銀賞20万円、奨励賞10万円)

このように、確認できるだけで14個のコンテストがあります。
年間だとこの倍以上のコンテストがあるため大変コンテストが豊富となっています。

企画が豊富

例えば、次の企画がありました。「秋の歴史2023
過去にもいくつか企画があるのですが、基本的に小説家になろうを盛り上げることを目的として開催されています。

秋の歴史2023では、ジャンルを歴史、テーマを食事にした小説を投稿するという企画です。

SNSに力を入れている。

小説家になろうのSNSには以下のものがあります。

Youtube

小説家になろうがラジオに力を入れていることが分かりますね。
他の投稿サイトが運営しているラジオは認知していないので、ラジオを運営しているのは小説家になろうだけではないかと思います。

Twitter(X)

  • 小説家になろう
    フォロワーは7.7万人おり、かなり頻繁にツイートしていることから精力的に運用していることが分かります。

無名の作品を拾い上げてくれる

ランキングという機能があるため、利用者は基本的に上位の作品を読む傾向にあります。
そのため、実は良作という作品が埋もれてしまう可能性があります。
しかし、小説家になろうではそんな作品を拾い上げてくれる機能があります。

  • 今日の一冊
    詳しくは分かりませんが、データを独自に解析して選出しているようです。

この他に特殊検索という機能があります。

  • 未評価作品一覧
    2023年11月21日時点で1,063,616作品中、301,697作品が未評価作品となっています。
    累計ランキング1位の「転生したらスライムだった件」の評価ポイントが245,004点です。評価は☆1つにつき2点なので、例えば全員が10点にしていたとしても、24500人の人が評価していることになります。
  • 未感想作品一覧
    2023年11月21日時点で1,063,616作品中、677,192作品が未評価作品となっています。
    累計ランキング1位の「転生したらスライムだった件」の感想は13,989件です。

このように、ランキング機能とは他の作品と圧倒的な差をつけてしまうというデメリットもあります。この救済機能のようなものは正直あまり効果はないと思いますが、小説家になろうが、できるだけ多くの作品を多くの人に読んで欲しいと思っているから、この機能を実装しているのではないでしょうか。

書籍化しやすい

先ほど、コンテストについて紹介しましたが、豊富なコンテストがあるため書籍化数も多いです。
これまでに1000以上の作品が書籍化されています。

アニメ化しやすい

他の小説投稿サイトと比べても圧倒的にアニメ化数が多いです。
これまでに80作品以上がアニメ化されています。

検索機能が豊富

ジャンル選択だけでは、詳細条件設定にて、抽出条件や除外条件など豊富な機能があり、他の小説投稿サイトと比べても機能の豊富さ、便利さにおいてトップクラスの水準です。

質問板がある

小説家になろうには、おもしろいことに「質問板」があります。
ここでは、小説家になろうに関すること全般の質問をすることができます。
あまり利用されていないですが、ユーザー間のコミュニケーションツールとして有意義なものであると感じます。

さいごに

これまで、なろう系の特徴や、小説家になろうのサイトの特徴について解説してきました。
なるほど~と少しでも感じて頂ければ幸いです。
これで以上となります。

みなさん、よきラノベライフを~

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